・なぜ人は緊張するのか、そもそも緊張とは何なのかについて、脳科学的なエビデンスを通じて正しく理解します。
・緊張の正体を理解したうえで、適切な対処法を学びます。
・実践ワークにポジティブな題材を取り上げており、「人前で話すこと=楽しいこと」を体で覚えます。
「緊張しすぎるのをなんとかしたい」
「極度のあがり症でつらい」
「本番に弱くて、自信が持てない」
「本当はもっと、堂々としたい」
これらは、プレゼンのスキルを教えていて、最も多く頂戴するご意見です。
その気持ち、とてもよくわかります。
「緊張なんてなくなればいいのに」
「緊張しない人が本当に羨ましい」
私も何度も何度もそう思いました。
何を隠そう、私自身、緊張に振り回されて失敗だらけの人生を歩んできたからです。
学生時代、部活動で取り組んでいたサッカーでは、大事な試合の時に限ってシュートが全く入らない、それどころかPKでさえ枠に飛ばない。
心底、自分が嫌になりました。
プロポーズ直前、あまりの緊張から水を飲みすぎて、お腹をくだしました。
結婚式では、頭が真っ白になり、用意していた落語のネタが吹っ飛びました。もはやこれは事件です。
その場に居合わせた被災者の方々からは、
「人間って、あそこまでスベっても死なないんですね」
「結婚式に参加したと思っていたのですが、葬式だったんですね」
など、とても結婚式とは思えない感想を頂戴し、どう見ても会場内の人数に合わない静寂に包まれていたので、おじいちゃんおばあちゃんの心臓が止まっていないか本気で心配になりました。
その他にも、今でこそプレゼンを楽しんで行えるようになりましたが、
以前はパニックになり爆弾発言を連発し、その場が凍りつくなんてことは日常茶飯事で、例を挙げ出したら、枚挙に暇がありません。
しかし、そんな数々の修羅場を乗り越えてきたからこそ、自信を持って言えることがあります。
それは、「緊張は誰でもコントロールできるようになる」ということ。
そもそも緊張とは、「敵」なのでしょうか?
それとも、「味方」なのでしょうか?
答えは、緊張は「最強の味方」です。
「緊張しやすい」は欠点でも短所でもなく、長所でありポテンシャル。
「緊張しやすい人」は「成功しやすい人」であり、そのために不可欠なエネルギーこそが緊張なのです。
まずは、緊張について正しく理解して、そのコントロールの仕方を身につけましょう。
そうすることで、あらゆる場面で最高のパフォーマンスを発揮することができるようになります。
人生を左右するような重大な局面ほど、大きなプレッシャーがかかり、緊張するものです。
ぜひ緊張を味方につけて、一度きりの人生をより輝かしいものにして頂けたら、主催者としてこれ以上の幸せはありません。
以下、私の好きな言葉(松岡修造氏より)です。
「緊張してきた、よっしゃあ!!」