日本語で言ったほうがいいと思う「カタカナ語」TOP 10(R 25調べ/協力アイリサーチ)
昨日、一昨日と、物事をわかりやすく伝えるための「話の組み立て方」について、ご紹介してきました。
本日は、「言葉遣い」について、触れたいと思います
要は、専門用語や業界用語、小難しい言葉はわかりにくいから使うな、たったそれだけのことなのですが、
意識してみると、相当な数を活用していることに気づかされます。
特に、カタカナ語は聞き手の解釈次第で、意味が大きく変わる場合があるので要注意です。
たとえば、よく聞く「インバウンド」。
「外国人が日本を訪れ観光すること」以外に、
「顧客が企業に来訪すること、電話してくること」という意味もあり、誤解を招く大きな原因となります。
「ジャストアイデアではあったけど、ユーザーと情報のシェアをお互いに行ったのでコンセンサスもとれました。
だけど、先方の事情で一方的にペンディングになってしまったのは残念です。
でも、お互い納得したうえでフィックスさせたエビデンスがここにあるから、もめることはないですよね。」
このようにお話しすれば、かなりの高い確率で「ルー(大柴)さん」とのあだ名を獲得できるでしょう
あだ名をつけてもらえることは構いませんが、
相手に知ったかぶりをさせたり、解釈に誤解や混乱を生じさせてしまい、
トラブルに発展する可能性が増大します。
学生でもわかるような言葉を使いましょう
「思いつきではあったけど、利用者と情報の共有をお互いに行なったので、合意もとれました。
だけど、先方の事情で一方的に保留になってしまったのは残念です。
でも、お互い納得したうえで決定させた証拠がここにあるから、もめることはないですよね。」
同じ解釈ができるように、言葉選びに気をつけましょう
上述したNG例文は、『日本語で言ったほうがいいと思う「カタカナ語」TOP 10』 のカタカナ語を組み合わせたセリフでした。
さて、お待たせいたしました。
それでは、ランキング形式で発表したいと思います
10位:ペンディング(保留、中止)
9位:シェア(共有)
8位:ジャストアイデア(思いつき)
7位:フィックス(決定)
6位:コンセンサス(合意)
5位:アジェンダ(議題、課題)
4位:スペック(能力、性能)
3位:エビデンス(証拠、確証)
2位:ユーザー(利用者、消費者)
1位:コミットメント(約束、集中する)
なるほど。
「保留」という意味で「ペンディング」と言っても、
相手は「中止」と解釈するかもしれないと思うと、なかなかのヒヤリハットですよね
近頃のコロナ関連ニュースを見ると、
クラスター、ロックダウン、オーバーシュート、パンデミック、ステイホーム、ソーシャルディスタンス、、、
…キャンユースピークジャパニーズ?
このことについて、一部のジャーナリストによると、
「日本では深刻な危機に直面すると、
政府やマスコミが国民にショックを与えそうな言葉を柔らかく言い換える癖がある」
とのことです。
しかしながら、聞き慣れないカタカナ語が乱用されると、
現実に何が起きているのかが伝わりにくくなると危惧します。
危機に直面する時は、現実に起きていることをありのままに、
わかりやすい言葉で伝えた方が不安やパニックを防げるのではないか、
私はそう感じてなりません。
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尚、7月度もオンライン(ZOOM)開催です
