働くを、もっと面白く。
Laugh Lab(ラフラボ)です☆
以前、ある落語家さんから、
人を引き込む話し方には、「リズム」と「テンポ」が重要である、
そう教えて頂きました。
そのための練習方法は2つ。
1つ目は、人間の脈拍数は60〜70回/分であり、
人体はこのリズムとテンポを心地よく感じるため、
メトロノームを活用して練習すること。
2つ目は、お手本となる落語家を徹底的に真似ること。
歌を歌ったり、音楽を演奏する際、譜面には息継ぎ(ブレス)の箇所が記されていますが、
それは落語でも全く一緒であり、息継ぎを真似るとリズムとテンポが似てくるとのことです。
そしてさらに、ここで本日のタイトルに繋がるのですが、
このことは、音楽や話し方だけでなく、文章にも通ずるのです。
「句読点の打ち方」は、息継ぎのタイミングを共有するものだと僕は考えています。
今もまさにブログを書きながら意識しておりますが、
「ここで息継ぎをしてもらえたらいいかな」
「いや、やっぱりここは一気に読んでもらいたいぞ」
とリズムとテンポを計算しながら点と丸を打つようにしています。
文章力を向上させるための基本中の基本であり、続ければ必ず成果が現れるのが、書き上げた後に音読すること。
せめて黙読はしっかりやりましょう。
そこで句読点を打つのか、打たないのか。
自分がリズムよく読める文章は、相手にも心地よく伝わっていきます
ちなみに、小説家の絲山秋子さんの作品「沖で待つ」の書き出しが本当にお見事です。
「しゃっくりが止まら、ないんだ」
句読点の打ち方一つでも、心をつかむことはできるのです