ストーリーテリング

「声のトーン」がストーリーに命を吹き込む

働くを、もっと面白く。

Laugh Lab(ラフラボ)です☆








本日のブログでは、口頭でのコミュニケーションで最も配慮すべき要素についてお話します。



それはズバリ、「声のトーン」です。





声は第二の顔とも言われ、手振りやボディランゲージ、さらには言葉を通じて僕らが伝えるメッセージはことごとく、この一つの要素次第でひっくり返りかねません。



声のトーンは、言語や文化の垣根を越えて通用します。





その有効性は、犬に話しかけてみればわかるはずです🐶



「おい、ワンちゃん、トラックにひき殺されたいのかい?」と優しい声で言えば、犬はたいてい甘えて尻尾を振ります。



愛情を込めて「子猫なんて大嫌いよ!」と言うと、猫たちはいそいそ駆け寄ってきます。





ストーリーの中で、

「その件に関する報告書をもらえませんか?」

と同僚に言う時に選べる声のトーンはそれこそ無数にあります。



言うまでもなく、どういうトーンでそのセリフを再現するかによって、そこに込められた意味はガラリと変わります。





「おい、このサボり屋!報告書の提出期限は先週だったはずだぞ」という意味にもなれば、

「恐れ入ります。もし差し支えなければ、報告書を見せていただけませんでしょうか?」という意味にもなるし、

「今忙しいんだ。いちいち問題を報告しなくていい。報告書だけよこせ!」という意味にもなります。





声のトーン次第で、

報告書を求められた人物が慌てて立ち上がって報告書を差し出す場面を思い浮かべることもあれば、

要求を受け流し、待たせ続ける人物を思い浮かべることもあります。



声のトーンは感情を伝えるだけでなく、ストーリーのシーンをも伝えるのです。





最も重要なのは、どういう声のトーンで話すかによって、聞き手をどれだけ動かせるかが大きく変わるという点です。



聞き手に対して、軽蔑や怒り、幻滅などの否定的な感情を抱いていると、ストーリー全体がいつの間にか否定的なトーンを帯びます。



声のトーンを通じて、恨みや怒り、独りよがりな発想、傲慢さ、自己評価の低さなどが伝わると、聞き手は話し手との間に壁を築き、メッセージを弾き返してしまいます。





こうした問題は、ストーリーを語る前に取り除いておかなければなりません。



声のトーンを操作しようと努めるのではなく、自分の感情を改善することが大切です⭐️



感情が良いほうに変われば、声のトーンはおのずとついてきます。



前向きで明るい声のトーンを取り繕うとするのは得策でありません。



ほぼ間違いなく、聞き手には嘘臭さしか伝わりません。





つまり、ストーリーの語り手にとっては、「本物」であることが極めて重要なのです。



僕らが本当に抱いている感情や意図は、体や声、仕草にどうしても現れます。



人を動かそうとする前に、自分の本当の感情と意図を好ましいものにするよう心がけるのが先決です。





問題は、いざストーリーを語るときにそれを実践できるかどうかです。



メッセージをうまく伝える上で大事なのは、自分がストーリーの中に自然に入り込むこと。



メモを読み上げようとせず、事前の筋書き通りに話を運ぶことに固執せず、適切に手振りを交え、自分のストーリーをその場で体験し直すつもりでいなくてはなりません。





正直、それを実践するのは怖い。



しかし、事前に丸暗記したストーリーを暗唱すれば、ストーリーは生気を失います。





人生は不完全な要素で満ちています。



ストーリーから不完全な側面を全て取り除くとすれば、ストーリーから命を奪うことになります。





本当に強い力を発揮するのは、一つの欠陥もない「完全無欠」なストーリーではありません。



たとえ欠陥があっても生き生きとしたストーリーなのです✨





一声(いちこえ)、二顔(にかお)、三姿(さんすがた)。

夏目漱石

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