プレゼンテーション

ガネーシャの知恵


働くを、もっと面白く。

Laugh Lab(ラフラボ)です☆







ヒンドゥー教の神様シヴァと妻パールヴァティーは、息子のガネーシャとマルハがいつも両親の関心を引こうと競い合うことにうんざりしていました。

ガネーシャは、ぽっちゃりした体の上に、象の頭が乗った愛らしい男の子。

マルハは、ほっそりしていて、この年頃の男の子とは思えない色気の持ち主です。

この2人がかわるがわる両親の前にやってきて、甘えた声で尋ねます。



「一番お気に入りの息子は僕ですよね?」



シヴァはしつこく尋ねられるのが嫌になり、とうとうこう言いました。



「もう、たくさんだ!決着をつけよう。ただし、結論が出た後は、どっちがお気に入りかと聞くのはやめると約束してもらう。いいな?」




約束する、と子どもたちは言いました。

シヴァとパールヴァティーは、うまい方法を思いつきました。

息子たちを呼んでこう言い渡したのです。



「世界を3周して、最初にここに戻ってきた方が永久に私たちの1番のお気に入りの息子になる。スタートは明日の朝だ」



それを聞いて、太っているガネーシャは肩を落とし、運動の得意なマルハは勝利を確信してにんまり笑いました。

翌朝、シヴァとパールヴァティーの前に、2人の息子が立ちました。

マルハの体が引き締まって、筋肉が鋼のように光り輝いています。


一方のガネーシャは、不安そうな様子で、ひっきりなしにお菓子を口に放り込み、太鼓腹をさすっています。

シヴァが重々しい声色で宣言しました。



「競争開始!」



びゅーん。

マルハはクジャクにまたがると、風のように飛び出して行きました。

一方のガネーシャは、浮かない顔をして座ったままです。

マルハを追いかけようともしません。

ところがしばらくすると、突然立ち上がり、お菓子の詰まった袋を地面に置くと、両親に向かってにっこり微笑んでみせました。


そして、不思議そうに見守る両親の前で、赤いネズミに乗ると、両親の周りをぐるりと1周、これを3回繰り返し、首を傾げている両親の前にまた立ちました。



「何をしているんだい?」



と、パールヴァティーが尋ねました。

すると、ガネーシャは答えました。



「お父さんとお母さんは、僕にとって世界そのものです。僕の大事な世界を3周して、今戻ってきたところです」



シヴァとパールヴァティーは心打たれて、言いました。




「よし、お前の勝ちだよ。間違いなく、お前が私たちの1番のお気に入りの息子だ」



ー ヒンドゥー教の神話 ー







これは、インドで何世紀も語り継がれてきた神話です🇮🇳





このストーリーに描かれているように、親であっても子どもに接するときには利己心の影響を受けます。



最後にシヴァとパールヴァティーの判断を採用したのは、我が子に愛されたいという「利己心」でした。



利己心は人間の判断を動かす重要な要素なのです。





goo国語辞書によれば、利己心とは「自分の利害だけをはかって、他人のことを考えない心」とのことですが、

人間が他者に影響を及ぼすプロセスに関する心理学的仮説は、ことごとくこの利己心を中核に置いています。



性善説だろうと性悪説だろうと、利己心を無視できません。





また、僕らが動かしたい相手の利己心は、私的な利益を得たいという欲求とは限りません。



「与える」喜びを味わいたいという思いの場合もあります。



ボランティア活動に参加することに喜びを感じる人や、我が子の為なら見返りがなくても喜んで犠牲を払う母親は、その一例です。





人間は金銭的利益の獲得にせよ、破壊行為や正義の実現にせよ、信仰のために命を投げ出す行動にせよ、自分の望むことを実行しようとします。



したがって人を動かしたければ、自分のゴールを相手の利己心と何らかの形で結びつけなくてはなりません。





広告業界の人はこの点をよく心得ています。



「私たちの商品を買ってください。そうすれば、お望み通りの結果が得られますよ」



広告のストーリーは消費者にそう訴えかけるのです😊





好きなことや楽しいことしかできない。

だとしたら、人を喜ばせることが何より楽しいと思えるように自分自身を変化させていく。

夢をかなえるゾウ1

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